KYT(危険予知訓練)
(ジャッキ・アップ)
1. ジャッキが飛ぶ
ブロックをジャッキアップ中、ジャッキ台が不安定であったため、ジャッキが飛びヒヤリとした。
対策
1. ジヤッキ台とジャッキが垂直になるように置き、確認する。
2. ジャッキは、ロープまたは、番線等で必ず固縛する。(ジヤッキアップ時のみではなく、そのジャッキに荷重がかからなくなって、フリーになったとき、落下するおそれがあるので、落下防止のため固縛する)
3. 作業基準にも、その点を明確にし指導する。
(足場撤去)
2. 共同作業者との合図不良
渠底の架設足場を2人で撤去作業中、相手が足場固縛番線を連絡なしに早く外したため、自分がいた方の足場が急に垂れ下りヒャッとした。
対策
1. 2人作業時には、作業指揮者を定める。
2. 作業手順を打ち合わせて、明確にする。
3. 作業手順毎に、連絡・合図を行って、確認し合う。
4. 安全帯を着用する。
(フォーク運転)
3. 長尺物の運搬
サイドフォークに18mレールを搭載運搬中、後方左側からトラックが走行して追い抜いた。そのとき、対向車線に荷積みがしてあったため、ハンドルを少し動かしており、レールが振れ、トラックに当たりそうになった。
対策
1. 長尺物を運搬するときは、しっかり固定する。
2. 長尺物の両端には赤布を取り付け、前方、後方から、その位置が分かるよう標示すること。
3. 長尺物の運搬時は通常の運搬時よりも、走行速度、前後左右の確認を十分行うこと。
4. 必要に応じては、誘導員をつけること。
(高所作業車の運転)
4. 不慣れな高所作業車を扱うとき
高所作業車を運転中、旋回レバーを入れたとき、予想よりも大きく旋回してブロックに当たった。
対策
1. 高所作業車も機種によって作動が異なることがあり、過去に運転の経験があるか確認する。
2. 初めての場合は、レバーを確認しつつ、ゆっくりと運転し、作動状況を確認する。
3. 作動にムラがある場合は、その旨報告し、修理等について確認する。
4. 安全帯を着用する。
(ガス切断)
9. 火花の飛散
甲板裏工作室のダクト改装工事中、ダクトの溶接部をガス切断中、落下したガスの火の粉が5m位飛散した。その場所に塗装のシンナーを拭いたウエスがあり、それに着火した。
対策
1. 火気作業時には、周辺に燃えやすい物はないか確認すること。
2. 火の粉の落下周辺は、不燃性のもので覆うなど処置し、付近には消火器を配置すること。
3. シンナーを拭いたウエス等は放置せず、作業後撤去するとか、蓋のついた容器に入れるように指導すること。
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